なおきちの脱サラ学生パパ日記

脱サラ&大学編入の直後に長男が誕生&妻が新居購入。遅咲きの教育学研究者を目指す筆者(3x歳)の日々のバタバタと、妻すえきち・長男ともきちの観察記録です。

6/4(木)悪文との戦い

これは昨日の話。
ひさしぶりに泣きそうになりました。
この日の4限で輪読するテキストの意味が全くわからないのです。
ちなみに日本語で書いてあります。
 

 

名著なんだけど

生涯教育にかぎらず、どの分野でも避けて通れない本というのはあります。
その分野で権威と言われる人の著作には影響力があるので、世界中の人がそれで学ぶことに。
権威の存在に良し悪しはありますが、まずそれはおいといて。
わかりやすい文を書くかどうかというのは、その分野での業績や思想のリード力とはあまり関係ないわけです。
 
難しいことをわかりやすく伝える人、物事の真理をシンプルな言葉で突く人の著作は、専門外の人が読んでも面白いもの。
物理学の世界で言えば、アインシュタインとかファインマンとか。
 
今回のテキストは、生涯教育の分野で大きなパラダイムシフトを起こした著作です。
とっても影響力の強い本。
ただ、意味がわからない。
 

不向き?スキル不足?

もともと理系の僕は、文系の本(その分類もどうかと思うけど)が苦手です。
文学経済法律文化歴史などなどなんでもダメです。
みんなが数日で読み終わる本が、1か月かかっても読みきれない。
一字一句ロジックを追いながら読むのが良くないものと思われます。
 
でも、社会人を長く経験して、結構読めるようになってきたのです。
以前わからなかった社会問題の話も、編入予備校で教育社会学の勉強をしている時に自信を持てるほどになったし。
「あれ、けっこうマルチな人間になれてる?」
と思ったのでした。
 
しかし。
現実はなかなか甘くない。
 
かしこい学校に文系で入ってくる学生は、やっぱり文系科目に関してはかしこいのです。
「研究」という文脈では未経験のことが多くてまだまだ甘いけど、本を読むとか課題をこなすとかはやっぱりすごい。
授業では消極的なのであまり表面には見えませんが、理解度はさすが。
 
そういう同級生を見ていると、今回のテキストの意味が全くわからない僕のスキルってやっぱり低いんじゃないかと。
教育社会学寄りの専門ゼミはちょっと背伸びしすぎたのかなと思ってしまいます。
何十ページか読んでそれについて簡単にまとめて意見を発表してディスカッションをする、ていうのが無理難題にしか見えません。
 
夜中に友だちにメールで励まされながら読みましたが、ほとんど理解が進まず。
もう、わかりませんでしたでいいや。
この日は枕を濡らしながら寝ました。
 

授業開始

ゆううつ度MAXの状態で授業へ。教室に入るともう何人かの学生がいました。
その授業は研究生という位置づけで60歳くらいの学生が参加しています。
もと教員だったりして、現場目線での面白い意見が聞けます。これもこの授業の魅力のひとつ。
元英語教師の人の第一声で救われました。
「これ全然わからんかったねー!」
 
ああみんなわからなかったのか…。
「僕だけじゃないんだ感」で安心していいのかどうか微妙ですが、とりあえず自分が飛び抜けてスキル不足でないのがわかって一安心。
その後のディスカッションは、何も知らないのになぜか説得力のある意見を放つ、っていう迷惑なスキルのある僕が好き勝手しゃべってました。
みなさん、なるほどーってうなずいてくれるのでとても楽しい。
ただその後の先生の解説で「なんだ全然違うじゃんか」ってはなるのですが。
 
とりあえず課題の山がひとつ終わりました。
ついでに奇跡が起きて、この本が難しすぎて議論が進まなかったので、あとの個人の研究発表を1週ずらすことに。
そして再来週は先生の用事で休講。
なんと僕の発表が2週間先に延びました!
 
これで他の発表3つとレポート3つに集中できます。
 
今日の買いもの:
大学前の王将の学割セット(あんかけ焼きそば+餃子1人前)…¥630(ちなみにチャーハン+餃子だと430円)
 
今日のすえきち:
△夜泣き・ぐずぐずへの対応に苦慮