なおきちの脱サラ学生パパ日記

脱サラ&大学編入の直後に長男が誕生&妻が新居購入。遅咲きの教育学研究者を目指す筆者(3x歳)の日々のバタバタと、妻すえきち・長男ともきちの観察記録です。

2/17(水)温泉旅行1日目

2月・3月は、家族3人が全員休みという人生おそらく最後の貴重な期間。
せっかくだから旅行とかしたいね、とすえきちと話していたのです。
今回はその第一弾。
すえきちが伊勢&鳥羽旅行を企画してくれました。
 

 

長距離ドライブ
赤ちゃん連れの旅行でまず問題になるのが、長距離のドライブ。
これまでも岩手の実家に帰ったりしたことはあるので、長距離移動自体は経験があるのですが、ドライブは初めて。
 
問題は2つ。
1つは休憩場所の問題です。
新幹線ならいつでも自分のタイミングで休憩にいけますが、ドライブはそうもいかない。
高速ならサービスエリアを探さないといけない。授乳室が全部のサービスエリアにあるとも限らない。
一般道だと休憩場所すらない。
しかもともきちは、昔よりよくなったとはいえ、チャイルドシート大嫌い。
ギャン泣きする中での運転はきつかろう。
運転自体の負荷もかなりだと思うのですが、僕の居眠り体質のせいで交代もままならず。
(当日交代を名乗りでたのですが固辞されました)
 
結局、3時間半ほどのドライブで2回、休憩をとりました。
最初は朝10時頃、授乳室のある伊賀SAで。
ともきちに、授乳+携帯のカップ離乳食をあげました。
親は前日に買っていた惣菜パンと、SAで買ったホットコーヒー。
 
平日ということもあって特に大きな渋滞もなく、お昼には無事に第一目的地の伊勢神宮に到着です。
 
伊勢参り
伊勢神宮にはけっこう来ることが多いのです。
前回来たのはともきちが生まれる前、去年の3月。まだすえきちのおなかの中にいた頃。
無事に生まれたのでそのお礼参りなのかな。
旅の目的地が宗教施設っていうのは、日本に限らず昔から人々の習慣なのかもしれません。
いつの時代も、旅の目的は一応ちゃんと定めつつ、本当の楽しみはその道中にあるんだろうなと思います。
 
僕らの場合も、伊勢神宮の前にあるおはらい町・おかげ横丁で食べ歩きと買い物をするのが楽しみの一つ。
その場で食べたのは、赤福ぜんざい、豚捨のメンチカツと串揚げ、チーズ天。
以前買っておいしかったので、へんば餅と伊勢茶もリピート。
今回は、かきとうにの時雨煮を買ってみました。
スヌーピーのグッズショップがあったので、ともきちの印鑑ケースを物色したのですが、納得行くものに出会えず断念。
 
赤福のお店は畳敷きなので、やっとともきちを抱っこひもから解放してあげられます。
思う存分ハイハイしていいよーと言ってリリースしたのですが、彼がしたかったのはハイハイではなくつかまり立ちといたずらだったようで。
激熱ぜんざいのお椀に手を出そうとするのを必死に押さえつつ、3人の写真を撮ってお店を出ます。
 
ともきちは伊勢神宮に入ったあたりですっかり眠くなってしまったらしく、ぎゃーぎゃー泣き始めました。
エルゴのだっこひもで長時間移動していると彼も疲れるのか、泣きながら脱出を試み始めます。
仕方ないので、直に抱っこしたりまただっこひもに戻したりしながら参拝。
出る頃には腕の中でぐっすり。
すっかり風が冷たくなってきていて、ちょっと薄着をさせてしまっていたことを後悔しました。
特に足が冷えちゃうんですよね。
 
ちょっと離れたところにある無料の駐車場まで歩いて戻って、次の目的地、鳥羽水族館へ向かいます。
しかし、ナビに従って進んでいくとなぜかさっき食べ歩きをしていたおはらい町に突入。
まあ車も通れる道であることはあるんですが…。
なんとなく恥ずかしくて後部座席のカーテンをそっと閉じるのでした。
 
鳥羽水族館
ともきちを連れて水族館とか動物園的なところに行くのはこれが初めて。
まだ「サカナ」とか言葉を話せるわけでもないし、どんな反応をするのかちょっと心配だったのですが、思ったよりも好感触でした。
特に、色鮮やかな熱帯魚のコーナーや、ジュゴンなどの大きな水棲哺乳類のコーナーでは楽しそうにキョロキョロしてました。
非日常の空間は新しいものだらけで楽しいんだろうなと思います。ストレスもすごそうだけど。
ガラスを触ろうとするのですが、インフルエンザも流行っているし、ちょっと気を使いました。
ベビーカーに乗せようと思ったのですが案の定泣いて強硬に抵抗されたので仕方なく抱っこ。
ベビーカーはただの荷物置きになりました。
 
親的には、アシカとアザラシの違いがわかったし、話題のダイオウグソクムシも見れたし、なかなか満足。
入館時刻が遅かったのでショーは見れませんでしたが。
ぬいぐるみとかのおみやげもほしかったけど、今回は買わず。
代わりに、記念写真コーナーでプロのカメラマンさんに写真を撮ってもらいました。
 
鳥羽水族館は、バリアフリー専用入り口があったり各コーナーにきちんとスロープがあったりして、ベビーカーを使う家族には便利な感じでした。
そんなに広すぎないし、展示もシンプルでよかったかも。
でも大人2,400円はちょっと高いかなぁ。
 
温泉旅館
すえきちがネットで安く予約してくれたのは、鳥羽の温泉旅館。部屋に家族で入れる露天風呂があるのが条件です。
宿泊日近くになって空き室がまだあるとネット予約プランが出現する、という仕組みで、安く予約できました。
旅館の名前を聞いて、何かどこかで…と思ったら、ものすごい昔に二人で泊まったことのある旅館でした。
まさかの偶然のリピート。
ロビーではお抹茶がいただけたし、部屋も広いし、スタッフの方もみなさん感じが良くていい旅館でした。
 
書きかけにしていた赤ちゃん連れ旅行の2つ目の問題がお泊り。
着替え、食事、入浴などなどいろんな準備が要ります。
一番大変なのは食事で、今回は携帯用の離乳食(キューピー・和光堂)を使ってみました。
ただ、どうにも冷たいので、何とか温めるために客室の湯のみで湯煎をしてみることに。
しかしさすがに同じサイズの湯のみ2つでは難しい。お湯もあふれてこぼしてしまったり。
結局、ほとんどあたたまらないまま食べさせました。
ちゃんと食べてくれたからいいけど。
 
今回の旅行に向けて買ったシリコーン製の離乳食用スプーンと、斜めに持ち手が付いているストローマグはいい感じで使えました。
日常的にかなり使えそう。
 
食べさせているところに、中居さんが大人の夕食の準備に来ました。
「あらー、おっしゃっていただければ湯煎いたしましたのに!」とのこと。
今回、Bumbo(赤ちゃんの床座り用椅子)も持ち込んだのですが、それも備えのがあるんだそうで。
何でも用意しなきゃ…と思っていたのですが、赤ちゃんウェルカムな宿はいろいろ無料のサービスがあるみたいです。
 
おとなのごはんは伊勢海老づくし。前菜から鍋物まであっておなかいっぱい。
個人的にははまぐりの土瓶蒸しのおつゆが最高でした。
 
困ったのはお風呂。
お湯や浴室の温度設定、洗い桶、椅子、タオルなどなど、環境が違うととにかく赤ちゃんを洗うのが大変。
最近はうちはすえきちがお風呂に入れているのですが、今回僕が担当したらやっぱりダメでギャン泣き。
僕に現れるのが不安なのか、風呂場が寒いのかお湯が熱いのか、全部いろいろ不快なのか、もう眠いのか。
当然外の露天風呂もダメ。
早目にギブアップしてすえきちにバトンタッチしました。
結局大浴場へも行かず。
ただ、朝にちょっとだけ部屋の露天風呂を楽しめたので、それで満足かな。
 
まとめ
旅行の魅力のひとつって、普段の家事とかいろいろから解放されて羽根を伸ばせることだったりするわけですが、子連れだとそうはいかず。
かえって旅行中のほうが育児が大変だったりします。
しかも子どものほうはこの時期のことを覚えているわけじゃないし。
それでも赤ちゃん連れでの旅行がしたくなるっていうのは何でなんだろう?
 
うーん。
まだはっきりとはわかりませんが、苦労することの楽しさと思い出づくりの大事さが、育児を通してわかってきたからなんじゃないかな、という気がしています。