なおきちの脱サラ学生パパ日記

脱サラ&大学編入の直後に長男が誕生&妻が新居購入。遅咲きの教育学研究者を目指す筆者(3x歳)の日々のバタバタと、妻すえきち・長男ともきちの観察記録です。

3/11(金)懸命のキャッチアップ

今日は朝から晩まで一日バタバタしてました。
5年前から特別な日になってしまった3月11日ですが、子どもがいると、いつもと同じように過ごすことが求められます。
被災地に思いをはせて祈りたいと思っても、なかなかそんな余裕はなく。
 

 

親子あそびの会
地域のボランティアの方々が中心になって開いている、親子あそびの会。
平日にやっているので、4月からは保育園と重なってしまっていくことができず、今回が最後。
せっかくなので、僕も一緒に行ってみることにしました。
朝10時スタートということで、毎日寝坊が続いている僕はあせって支度をします。
 
小さな集まりなのかなと思っていたら、コミュニティセンターはめちゃくちゃ大きなところでした。
参加者も、開始時点で少なくとも20組、終わりには30組くらいになっていました。
入り口で名札をつけて入ります。部屋中にたくさんのおもちゃがごろごろ。
すえきちのママ友さんも何人か来ていたので、一緒に遊ぶことにしました。
童謡を歌ったり絵本を読んだり体を動かしたりして遊びます。
おかあさんといっしょの歌はみんな歌えるし踊れるのでここでも大活躍。
 
ママ友さんたちには僕は覚えてもらえていたけど、子どもたちはどうかなぁ…。
と思っていたら、知らない子どもたちの視線が刺さる刺さる。
考えてみれば、幼児までの年頃の子どもって、お父さん以外の大人の男の人を見ることってあまりないような。
僕の方も全力でやさしそうな顔を作って挨拶するのですが、向こうも目をそらさないのでにらめっこ状態に。
そうしているうちに反対からも視線が。無視するわけにもいかずこっちにも挨拶。
そしてその子たちのママさんたちを無視するわけにもいかないのでご挨拶。
 
この日のおばあちゃんMCはママさん向けの話がけっこう長め。あと歓談時間も長め。
子どもの集中力が続かないというのもありそうだけど、それよりも、ママさんどうしの交流の場としての役割が大きいような気がします。
会の最後には、4月から保育園・幼稚園や引っ越しで会に来られなくなる親子に、ボランティアの方々から感謝のあいさつが。
今まで遊びに来てくれてありがとう、これからも子育てがんばってね、という金メダルを首にかけてもらいました。
 
すえきちの買い出し
ファミレスでお肉チャージをして一旦帰宅。
ともきちに昼ごはんを食べさせます。
僕とともきちが留守番をしている間に、すえきちが西松屋とドラッグストアとスーパーと100均へ買い出しに。
「ちょっと買い物してくる」という感じだったのですが、育児グッズまみれになって帰ってきました。
 
離乳食用のプラ小皿たくさん
こぼれない不思議なふたつき両手マグ
こぼれない保冷機能つき離乳食用カップ
ボーロ専用容器
15秒で測れる体温計
ソックス3足
スタイ3枚
ベビーフード(野菜とかホワイトソースとかいろいろ)8箱くらい
赤ちゃん用おせんべい「ハイハイン
自分でみがく歯ブラシ
奥歯用歯ブラシ
子ども用はみがき剤
バイアステープ
ほかにもいろいろ。
 
こういうラインナップを見ていると、やっぱりまだ7割以上はすえきちがともきちの面倒を見てる(というか考えてる)んだなぁと気付かされます。
僕もあやしたり離乳食を作ったりはしているけど、先のことを考えての買い物はまだできるようにはなってないな。
4月からはそんなこと言っていられないので、追いつかないといけません。
 
まずは家にある育児本を読むことからかな…。
イクメンの場合はママ友からの情報収集っていうのができません。
こんなところにもハンディキャップがあるような気がします。
 
ひとつずつクリア
ところで、がんばらないといけないのは僕ではなくて、本当はともきちが主役。
特に食事に関しては保育園での給食に適応するために、月齢相応の食事スキルをつけておく必要があります。
ともきちは好き嫌いがないしスプーンを近づければ自動ドアのように口が開くので、栄養の面では大丈夫。
ただ、今のところ課題が3つあります。
 
まず、カミカミがちょっとまだうまくできないのです。
ボーロをあげても、奥歯が生える前の奥の歯茎で噛まずに、下の上で溶かしているだけのもよう。
離乳食で小さなさいの目切りの野菜をあげても、飲み込んでしまっているみたい。
とりあえずはバナナといちごを大きめに切って慣れてもらうところから。
野菜も大きめにしてやわらかく煮て、あとはハンバーグとか焼き物系も増やしていけばいいかな。
 
つぎにつかみ食べ。
同じ月齢の友だちは赤ちゃん用おせんべいを自分で食べたりしているようなのですが、ともきちはまだ。
今日の朝ごはんに、2〜3cmサイズにちぎった食パンを渡してみました。
両手でつかんでにぎってちぎって感触を確かめてはいるのですが、なかなか口に運ばない。
親が食べるまねをすると、ちょっと食べてくれました。
時間をかければなんとかなりそう。
ただ保育園が始まったら朝はそんな時間がないのでどうするか…。
 
さいごにマグカップ。
最近、ストローなら自分で水が飲めるようになりました。
マグカップにも挑戦させてみるのですが、つかんで振り回したがるのでなかなか飲ませるところまでいかない。
迫真の演技で何度もお手本を見せてあげて、右手で水入りのマグカップを持ち、左手では叩き落とされないように両腕をガードしながら口元にマグカップを持って行くと、ちょっと飲んでくれました。
一度「これは水を飲む道具」というのがわかったら、その後はけっこう簡単に飲んでくれるように。
 
食事の回数も増えたし時間もかかるようになったので、結構な負担です。
やっぱり時短がんばらないとこれからきついな。
 
深夜のニンジン
というわけで時短です。
ストックしてある離乳食用の食材が、炭水化物とタンパク質に偏ってきたので、緑黄色野菜を増やしにかかります。
今日はまず使いみちが多そうなニンジンから。
 
本当は大量に下ごしらえしたかったのですが、冷蔵庫にあったのが1本だけだったのでまずは1本で。練習も必要ですし。
皮をむいて、4mmくらいのさいの目切りにします。
フードプロセッサだとどうしても大きめのが残るので、包丁で切りました。
最初のイメージは電子レンジでスチーム調理だったのですが、かなり柔らかくしないといけないので鍋に変更。
水の状態からニンジンを入れて、じっくり煮ます。
 
しかし10分ゆでても、舌と上顎でつぶれるようなやわらかさにはならず。
結局25分くらいはゆでた気がします。
次は圧力鍋を使おう…。
水気を切って、タッパーに入れて粗熱をとって冷凍庫へ。
 
これで一週間くらいは持つはずです。
その間に今度は別の野菜やおかずのストックをしなくては。
今後はこれの繰り返しかな。
終わったのは深夜の2時半でした。
 
5年
5年前のこの日、オフィスの食堂で休憩しているときに地震がおきました。
異変に気づいて自席に戻り、盛岡の自宅に電話して、家族の無事を確認。
向こうの携帯の電池がなくなりそうということで、安否確認だけにしました。
上司に頼んで早退させてもらいましたが、このあたり、記憶がもうあいまいになってます。
その後はテレビの前から数日離れることができず、ただただ憔悴していました。
ふるさとが壊滅的な被害を受けている映像を見ながら、自分の無力さに打ちひしがれる毎日。
 
その後、いろんな縁で少しずつ、本当に微力ですが復興のお力添えをしてきました。
5年経った今はどうかというと、正直なところ、自分と家族のことで精一杯。
 
ともきちがもう少し大きくなったら、ふるさとと震災のことを話して聞かせたいし、被災地にも連れていきたいと思っています。
悲しい出来事の話をするだけじゃなくて、楽しい思い出を作りに行きたい。
三陸鉄道に乗って、おいしいごはんを食べて、ふるさとを好きになってもらいたいと思います。
その日のために、まず今は、育児に専念です。