4/27(月)読書論
教育学や心理学の授業をたくさん受けている中で、ひとつちょっと異色の授業があります。
読書論。
あまり聞き慣れない学問ですが、実はなかなか面白い。
そもそも読書論とは
授業が始まったばかりでまだよくわかっていませんが、読書論はいくつかの分野にまたがる学問です。
文学、社会学、教育学、発達心理学、図書館学。などなど。
教育学部の学生だけでなく、文学部の学生も受けに来ています。
先生が初回にわざとしゃべりまくり当てまくりしたおかげで、2週目からいい感じに人が減りましたが。
先生は海外文学の専門家ということで、いろいろ面白い話が聞けます。
でもこの授業のメインテーマは、子どもの読書です。
子どもの発達と読書がどのように関連するか、どう読書と付き合ったら本を好きになるか。
これから親になる僕としては気になる話が山盛りです。
読み聞かせ向きの本とは
この日の授業は、読み聞かせの効果と、読み聞かせに適した絵本の選び方でした。
読書の持つ大事な役割のひとつが、自分と違う人生を経験するための機会となること。
これは子どもにとっても同じです。
特に、これから社会に出る子どもに、実世界の怖い・つらいことや矛盾と向き合うための免疫を与えるには欠かせないもの。
身近な人の体温と声に包まれながらお話を聞くことで、安心して社会の暗い部分と向き合えるのだとか。
だからこそ、ただただ楽しい本ばっかりではいけない。やっぱりディズニーよりグリム童話?
自分の子どものころを思い出してみると、楽しい本は題名と絵は覚えているけど、ストーリーはいまいちはっきりしません。
逆に、少し怖い思いをしながら何度も読んだ本は、ストーリーをしっかり覚えています。
怖いけど読みたい、っていう本を選ぶのは難しいですね。
意外だったのは、絵がきれいすぎる本はあまり読み聞かせに向かないのだそうです。
大人としてはすばらしい絵を見せたいところなのですが。
読み聞かせが大事なのは、子どもが字を覚えることと、字を覚えたくなるようにすること。
だから、話を聞いているときに絵ばっかりに注目するのはちょっともったいないのです。
読み聞かせるほうは大変?
親にとって大変なのは、知っている本を何度も何度も読まされること。
これはなかなか苦行に近い。
でも子どもは読むたびに成長するわけです。
知っている話だからこそ、次のページを予測できて、それが想像力の向上につながる。
以前わからなかった字が、今度はわかる。
こういう話を聞くと、自分の親に感謝せずにはいられません。
親にとっても、読み聞かせにはメリットがあるそうです。
読み聞かせをしている間は、子どもと向き合うパワーを少しセーブできて、本と向き合えるのだとか。
本が好きな人でないと気分転換にはならないかもしれないですが、音楽に置き換えると納得できます。
ついついテレビを見せてしまいそうですが、字を覚えること、いろんな世界を経験させることを考えたら、やっぱり本も大事。
とはいってもテレビにもいいことはありそうだし、うまくバランスをとって使いたいと思います。
今日の買いもの:
マクドナルドのホットコーヒー…¥100
学食のかき揚げうどん…¥300
今日のすえきち:
△チーズケーキを焼いたはずがまさかのスフレに
△深夜23時の逆子体操